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テレワークでは会話の内容を周りに聞かれないようにしたいです。また宅配のドアベルに気付けるように片耳でマイクがついたイヤホンがいいと思っていました。
インナーイヤホン型のヘッドセットを長時間使っていたら、耳に痒みを感じるようになりました。
片耳型のヘッドセットを使っていたので、右耳が不調になったら左に装着して、また右に装着して…を繰り返していました。
耳鼻科を受診し塗薬を処方してもらいました。お医者さんの話では、同様の不快感をうったえる患者さんが以前より急激に増えてきたとのことでした。
骨伝導という選択
耳に直接イヤホンを入れるインナーイヤホン以外で、テレワークに使えそうなイヤホンを探していたところ、骨伝導のヘッドセットをクラウドファンディングで見つけました。
ゼロから製品を開発するクラウドファンディングではなく、代理店が製品を販売するクラウドファンディング形式でした。この商品は、骨伝導ヘッドホンメーカーとして有名な AfterShokzの新製品なので、期待して申し込みました。
クラウドファンディングは 2020/11/30 23:59 に終了しており、2020年12月から一般販売中です。
骨伝導は耳の近くに振動をあてて骨を通して音を伝える構造です。耳の穴を塞がないので、骨伝導で音を聞きながら周囲の音も聞くことができるため、最初は不思議な感覚がありました。
音が大きい場合は、音を伝えるための振動が大きくなるため耳の近辺がムズムズしますが、音量を調整することで軽減できます。
AfterShokz OpenCommのスペックと外観
AfterShokz OpenCommが届きました。
スペック
AfterShokz OpenCommの主な仕様は次のとおりです。
項目 | 仕様 |
---|---|
スピーカー | 骨伝導スピーカー (ステレオ) |
周波数特性 | 20 Hz 〜 20,000 Hz |
マイク | デュアル DSP ノイズキャンセリング マイク |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
NFCペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応(2端末) |
バッテリー充電時間 | フル充電:約 60 分 |
急速充電 | 対応(5分の充電で約 2 時間使用可能) |
通話時間 | 最長 16 時間 |
音楽再生時間 | 最長 8 時間 |
待機時間 | 最長 336 時間(約 14 日間) |
重量 | 33 g |
防塵防水 | IP55 |
骨伝導スピーカーはステレオ対応ですが、Bluetoothプロファイルの仕様としてマイクを利用する場合はモノラルスピーカーとなります。
プロファイル名 | マイク | ステレオ/モノラル | 主な機能 |
---|---|---|---|
HSP(Headset Profile) | 対応 | モノラル | 通話。モノラルとマイク |
HFP(Hands-Free Profile) | 対応 | モノラル | 通話。発信元の情報を通知 |
A2DP(Advanced Audio Distribution Profile) | - | ステレオ | ステレオ |
AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile) | - | ステレオ | ステレオ。再生機能を制御 |
ヘッドセット本体
頭の後ろを経由して左右の耳に引っ掛ける形状です。折りたたむ仕組みや、サイズ調整はありません。チタニウム製で 33g なので、とても軽く装着できます。33gは 100円玉を7枚分と同じくらいの重さです。長時間の利用でも装着の重さで耳が痛くなることはありません。
ヘッドセットの左側にノイズキャンセリングのマイクがあります。自分の声が相手にクリアに伝わるようです。WEB会議で相手の方に聞いたところ、全く問題はないとのことでした。
マイクは角度を調節でき、使わない時は後ろ方向に跳ね上げることができます。
NFC対応デバイスであれば、ヘッドセットの左側を近づけることでペアリングできます。通常のbluetoothペアリングも利用可能です。
ヘッドセットの右側にはマルチファンクションボタンと音量ボタン(+と-)があります。手探りで操作することになるので、クリック感のある物理的なボタンがついているのは安心感があります。
AfterShokz のロゴの o の位置に、バッテリー容量などを示すLEDインジケータがあります。
充電
電源ケーブルはUSB給電の独自仕様です。
ヘッドセットの右側に充電用ポートがあり、ポートにはマグネットが採用されているためケーブルを接続しやすくなっています。
テレワークやWEB会議などで使う場合、通話時間は最大16時間、待機時間は最大14日です。1日中つけていても十分足りるバッテリー容量です。
フル充電は 約60分かかりますが、5分で最大2時間使える急速充電機能があります。
キャリーケース
キャリーケース付きです。内側には、電源ケーブルを入れて置けるようなポケットがあります。
ヘッドセットは柔らかく繊細であるため、使用しない時はケースに入れておくと良さそうです。
使った感想
キャリーケースが巨大ということもあり、持ち運び用というよりは自宅でテレワーク用として使っています。
骨伝導ヘッドセットは初めてでしたが、音漏れが気になることはなく、周りの音も聞こえ、期待以上に良い商品で満足しています。
軽量であるためテレワークでは終日つけたままでも平気で、耳を刺激することは少ないと感じています。利用前は耳鼻科へ行くこともありましたが、現在は行くこともなく、耳の状態は良好です。
マルチポイント対応であるため、PCとiPhoneに接続して使用してみました。何度やってもPC側の接続が頻繁に切れる結果となりました。このためマルチポイントの使用は諦めました。シングルポイント接続で使い、必要に応じて接続先を切り替えて使用しています。
操作面に関しても、利用頻度が高い機能が指1本で操作できるようなボタン配置となっておりよく考えられています。
このヘッドセットは手放せないものとなりました。今後も使っていきたいと思います。
クラウドファンディングでは「Slate Gray」の1色でしたが、現在は「Slate Gray」に新色「Light Grey」「Black」が追加され、3色展開となっています。
お試しレンタル
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